家族葬では名札をつけない供花もOKです
葬祭部の山下です。
ご葬儀において祭壇にお供えする供花というと、誰がそのお花をお供えしたのかが分かるように、個人名や会社名及び団体名などを記載する「名札」を設置するのが一般的です。
先日、家族葬(親族葬)でのお客様との打合せにおいて、予算的に祭壇花を準備するのは難しいが、やはりお花がないのは寂しいから、祭壇横に供える供花は準備したいというご希望がございました。
設置する名札についてお聞きすると、
「名札はつけないでおこうと思っているんです」
とのお返事でした。
特定の個人の名札をつけずに、家族・親族みんなからという意味の供花の場合は、
「親族一同」や「孫一同」などと記載した名札をつけることもよくあります。
私は、そういった方法もご提案しましたが、それでもつけなくて良いとのことでした。
私自身そういった例は初めてだったので、最初は「なぜつけられないのだろう?」と少し疑問に思ってしまいました。しかし、お話を引き続き伺ってみると、故人様の奥様のきちんとしたお考えがあって、そう判断されているということが分かりました。
「これまでの付き合いもあるから、今回は親戚の皆さんにも参列してもらうことにしました。ただ、私も高齢だし、親戚の方も皆さん高齢です。息子たちも山南町からは出て都会で生活しており、今後はその付き合いもできそうにありません。だから、香典も全て辞退して、今回は親戚の方には一切の費用負担をしてもらわないようにしたいんです。「親族一同」の名札をつけてしまうと、それを見た親戚の方が自分達もお金を出さないといけないと思われたらいけないので今回は供花も当家が費用負担して名札をつけずにお花だけ設置してもらえたらと思って。」
私は奥様のそのお考えを聞いて、なるほどそういう考え方もあるのかと学ばせて頂きました。そのご希望のとおり、祭壇には名札を設置せず、供花のみを設置させて頂きました。親族様に対しては、奥様からきちんと説明して供花についてもお断りされており、そのおかげもあって当日、祭壇を見た親戚の方からの異論は全くありませんでした。
このようにきちんと親戚の方へ対してもご説明されて、皆さんが納得されていれば、「名札をつけない供花も有りなんだ」と私自身学ばせて頂いた出来事でした。
ご当家様によって様々なお考え、ご事情があると思いますので、ご希望や気になる事はご遠慮なく、もみじ市民ホールスタッフにお申し出ください。ご希望を形に出来るように、お手伝いさせて頂きます。
