私の戒名
葬祭部の義積です。会館の周りの田んぼに水が入り、もうすぐ田植えの季節がやってきます。
葬儀のご相談をいただく中で、「戒名って必要なんですか?」というご質問をいただくことがあります。戒名とは、仏教において亡くなった方に授けられる名前で、仏様の弟子となった証としてお寺様からいただくものです。葬儀のあとには位牌やお墓に刻まれ、その後のご供養の中で大切にされていきます。
では、その戒名は必ず必要なのでしょうか。結論から言うと、必ずしもそうではありません。お寺とのお付き合いがある場合や、仏式でしっかりと供養していきたいと考えられる場合には、戒名を授かることが一般的です。一方で、無宗教でのご葬儀を選ばれたり、お墓を持たないご供養の形を選ばれる方も増えており、そのような場合には戒名を付けないという選択をされることもあります。
最近では、戒名に対する考え方も少しずつ変わってきています。以前は「付けるのが当たり前」とされていたものが、今では「本当に必要かどうかを考えるもの」へと変わりつつあります。費用とのバランスを考えたいというお気持ちや、形式よりもご家族の想いを大切にしたいという考えから、シンプルな戒名にされたり、生前に戒名をいただいたり、あえて付けないという選択をされる方もおられます。
そんな中で、少しだけお遊びとして自分の戒名を考えてみました。名前や性格、好きなものなどをもとにイメージを膨らませていくと、「光彩堂優香大姉(こうさいどう ゆうこう だいし)」という戒名が浮かびました。明るく周囲を照らす存在でありたいという想いや、人とのご縁を大切にする気持ち、そして自分の名前の響きを少し残した形です。欲を言えば自然が好きなので、「風」や「月」なども入れたいです。もちろん実際の戒名はお寺様が宗派の教えに基づいて授けられるものですので、希望通りにはいきません。このように考えてみることで、戒名とはその人らしさや人生を表すものでもあるのだと改めて感じました。

