もみじブログ

お葬式あれこれ

お別れの方法に決まりはありません

葬祭部の山下です。

 

ご葬儀を執り行うにあたり、お式当日までのスケジュールについては、例えば納棺・ご自宅の出棺・通夜式・ご弔問受けの時間・翌日の葬儀式等々、大きな流れについては把握されている方も多くいらっしゃるかもしれませんが、お式自体の具体的な流れはご存知でしょうか。

一般的にいわゆる葬儀式の流れは、大きく変わりません。山南町の場合、大半の葬儀は仏式で執り行われますが、お寺様に読経をしていただき、お寺様が退席されたのち、喪主様が会葬者の皆様へ挨拶されるという流れは同じです。

 

ご葬儀自体のお時間は開式からご出棺まで標準的には1時間取らせていただきますが、このお寺様の読経から喪主様挨拶で、おおよそ40~45分となっております。

残る15~20分、時間をお取りするのが、いわゆる告別式という故人様との「お別れ」のお時間です。

 

ただ、この「お別れ」の時間に決まった形はありません。多くは祭壇花や供花をお切りして、お柩の中の故人様へ手向けていただくという流れが一般的ですが、これはお別れの方法としての1つであり、それが全てではありません。

たとえば、喪主様のご挨拶1つにしても、そのご当家によって異なります。最近は、会葬者への感謝の意を述べられたあと、故人様へのメッセージを語りかけるように伝えられる方も増えてきました。

 

お柩へのお花を手向けられたのち、故人様へ向けた感謝の気持ちや伝えたかった想いをお手紙にして読まれる方もいらっしゃれば、思い出のお写真や愛用品、お好きだったものをお棺へ納めながらお声をかけられる方もいらっしゃいます。

 

故人様がお好きだった音楽を流したり、ご家族で思い出の映像をご覧になったり、お孫様から「ありがとう」の言葉やプレゼントを贈られたりと、その形は本当にさまざまです。

また、先日は故人様の御身体の状態が良くなかったため、やむを得ず、先に火葬を行い、お骨葬となった例もありましたが、そういった場合は、ご参列の方お一人お一人、お骨箱に触れていただきながら、故人様への感謝の気持ちを伝えていただきました。深いお悲しみの中で、どうしてもまだお気持ちの整理がつかない場合もあると思います。その場合は、お声に出されなくとも、静かに心の中で故人様への想いを浮かべていただくだけでも大丈夫です。

 

お別れの方法に決まりはありません。大切なのは、ご家族が後悔のないように故人様へどのような想いを伝えたいかということだと思います。私たちスタッフは日々、お見送りのお手伝いをしておりますが、一つとして同じお別れはありません。

ご家族らしい雰囲気で、ご家族らしい時間を過ごしていただくことが、良いお見送りにつながるのではないでしょうか。

 

『こんなことをしても大丈夫かな?』と思われることがありましたら、どうぞお気軽に、もみじ市民ホールスタッフまでご相談ください。限られたお時間ではありますが、そのひとときが皆様にとって悔いのない大切な時間となるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

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