もみじブログ

お葬式あれこれ

最後に、一枚

葬祭部の義積です。

お母様を見送るため、七人のお子様が集まられたご葬儀がありました。成人されたお子様方は皆さん仲がよく、久しぶりにご家族がそろう機会でもありました。そこで私は、皆さんで記念写真を撮ることをご提案しました。

「せっかくご兄弟がそろわれたのだから、一枚残しておきませんか。」

お子様方全員での写真だけでなく、お孫様方も一緒に。お孫様だけの写真も撮影しました。普段はなかなか全員がそろうことがないそうです。

残念ながら、その日どうしても参列できなかったお孫様もおられました。ちょうど、会館には故人様とそのお孫様が二人で写った写真がありました。その写真も一緒に並べ、記念撮影に加わっていただきました。その場にいられなくても、写真の中で一緒に。

皆さんで囲んだ一枚は、ご家族のつながりを感じられる写真になりました。

もちろん、悲しみの中で写真を撮る気持ちになれない方もいらっしゃいます。大切なのは、記念写真を撮ることではなく、ご家族のお気持ちに合わせてお別れの時間を考えることです。

葬儀は悲しむだけの時間ではありません。久しぶりに家族が集まり、故人様との思い出を語り合う時間でもあります。

お母様も、成長された七人のお子様やお孫様たちに囲まれ、にぎやかに見送ってもらえたことを喜んでおられたのではないでしょうか。こうしてみんなで集まった日のことも、いつか大切な思い出になるのだと思います。

時間が経って写真を見返したとき、「あの日、みんなで集まったね」と笑って話せる。そんな一枚になっていたら、うれしいです。

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