支えてこられたご家族にも感謝の印を
葬祭部の山下です。
ご葬儀は、まず第一にお亡くなりになられた方に対して、これまでの感謝や敬意の気持ちを伝える場です。ただ、打合せをさせていただくなかで、ご家族のお話を伺っていると、その背景には支えてこられたご家族の様々な物語があります。
たとえば、ご主人が病に倒れられてから、自宅での療養生活をずっと介護されてきた奥様。
弱音を吐かず、献身的に支えてこられた奥様にご家族皆さんが感謝の気持ちを持っておられました。どんな時も笑顔を絶やさず、ご主人だけでなく家族の皆さんを支えてこられた奥様に対して弔問に来られた方からも「本当によく頑張ってこられた。すごいわ。」と尊敬の念がありました。
また、98歳で亡くなられたご主人、お元気な方でしたが、晩年身体を悪くされてからは自由に動くことが難しくなってきました。「施設には絶対に入らない」と自宅での生活を強く希望されたご主人に対して最後までお世話された奥様。ご主人が最期まで希望通りにご自宅で過ごせたのは間違いなく長い人生を共に歩んでこられた奥様の支えがあったからだと息子様方から伺いました。
私は、ご葬儀は故人様を感謝の気持ちでお見送りする場であることはもちろんですが、そのことに加え、こういった影で支えてこられたご家族に対しても、皆さんで「ありがとう」の気持ちを伝える場であると思います。
上記のような当家様の場合、喪主を務められた息子様に、喪主挨拶において、まずお亡くなりになられたお父様に対する感謝を述べていただいたあと、今度はお母様に対して
「ここまで家族がやってこられたのは、父が病気をしてからずっと支えてくれた母のお蔭だと思います。家族を代表して母に感謝いたします。」
とご挨拶していただきました。
また、その感謝の印として、花束を息子様方からお母様にプレゼントしていただきました。そして、その花束を最期は奥様からお柩の中のご主人へ手向けていただく。そのような流れでご家族の感謝の気持ちを伝えていただきました。
故人様だけではなく、その方を支えてこられたご家族にもスポットライトが当たるように、感謝を伝える場を一緒に考えさせていただきますので、ぜひお話をお聞かせください。
山南町もみじ市民ホールは、ご葬儀の場が、たくさんの「ありがとう」で温かい空間になるよう、お手伝いいたします。

