もみじブログ

終活のお話

もしもの時、残された者が困らないように…

葬祭部の義積です。会館の周りの田んぼに水が入り、辺りの風景が映りこむ水鏡が目に付く季節になりました。季節限定で今しか見れない、私の大好きな風景のひとつです。

先日、お客様より「これからの事を書き残すものはありませんか?」とご相談を受け、当社のエンディングノートをお渡しました。

こちらは3冊で一つのエンディングノートになります。

①緊急時、救急隊に伝えたいことは赤色のノートです。
自分の病気や今飲んでいる薬などを記入し、もしも倒れた時に意識がなくても他の人に分かるようにしておくものです。このノートはご家族や救急隊のかたの目につく所(玄関や居間)などに置いておきます。

②普段から家族に知っておいて欲しい情報は緑のノートです。
生きている間にご家族で共有してもらうこと、介護のことや葬儀の事などご家族に普段から知っておいてほしいことを書きます。こちらは普段からご家族の目につく場所に置いておきます。

③財産やメッセージなど死後に確認してほしい情報は黄色のノートです。
財産についてやご家族や知人へのメッセージなど、自分が亡くなった後に見て欲しいことを記入します。こちらは普段は目につかない場所に保管してください。

 

実は私もこのエンディングノートを数年前に書きました。自分が死ぬのは、もう少し先かなと漠然と考えていますが、人の死はいつ来るか分かりません、もしかしたら私も明日死ぬかもしれません。そうなると一番に思い浮かぶのは一人娘のこと。もし、私が急に亡くなったら、伝えないといけない事が山ほどあるのに、何も知らない娘が途方に暮れる姿が容易に想像できます。そんな想いで私はエンディングノートを書き始めました。

保険や財産のことなどは以前に記入済みなのですが、数年前とは変化していることもあるので改めて書き直しました。数年に一度は見直して書き直すことも重要です。

エンディングノートは、残された者が困らないように、そして自分の意思がつたわるようにと様々な目的があります。一度に全て書こうと思うと大変ですので、少しづつ進めていくと良いでしょう。

このエンディングノートは、ご希望の方にお渡ししておりますのでお気軽にお声かけください。

 

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