ほおずき(鬼灯)
葬祭部の杉上です。
夏になると、スーパーの生花コーナーで見かける“ほおずき(鬼灯)”。
活け花を習っていた頃にも、夏の花材として使っていました。
当時は『夏の花』『紙風船みたいで可愛い』という印象しかありませんでした。
葬祭の仕事に就いて仏事のことを学んでから、お盆の仏花に“ほおずき”が添えられていることに気づきました。
そして“ほおずき”にはご先祖様が迷わず帰ってこられるよう、“提灯(ちょうちん)”に見立てられているという意味も知りました。
意味を知ってからは、スーパーで見かけるたびに
『もうすぐお盆なんだな』
そんな風に思うようになりました。

この仕事をしていると、普段なら何気なく通り過ぎていたものにも、一つひとつ意味があることを教えてもらいます。
“ほおずき”も、その一つです。
昔の人が、ふっくらとした形と炎のようなオレンジ色から提灯を連想したなんて、とても素敵だなと思います。
ご先祖様を迎える“ほおずき”の灯り。
きっと、それは心優しい灯りなのでしょうね。
