私とお盆
葬祭部の杉上です。
お盆の期間が終わりましたね。
ご先祖様は、無事に帰っていかれたでしょうか。

私にとって、子どもの頃のお盆は楽しいイベントでした。
普段なかなか会えない従妹たちが帰ってきて、お墓参りもワイワイ言いながら墓地まで行き、家に戻ってからも“蚊にかまれている!”と大騒ぎする。
良い思い出です。
ところが大人になると、少しずつ印象が変わります。
仕事もあるし、準備にお墓参り…暑いし…
お盆って、なんだかちょっと面倒… と思っていた時期もありました。
そんな私が森田石材店に入社し、お墓のことや仏事について、仕事を通して知るようになりました。
「お墓って、ただの石じゃないんだ」
「お盆って、こういう意味があるんだ」
「お墓参りって、ただお線香を上げるだけじゃない。手を合わせ、声には出さなくとも、故人様と会話する場所なんだ」そう思うようになりました。
そして葬祭部に異動し、今ではお盆を迎えるご家族のお手伝いをする立場になりました。とくに故人が亡くなって四十九日の忌明けを過ぎてから迎える初盆は、初めての家族もおられるので丁寧に説明します。
お盆の飾り方も、同じ町内でも違いが有りますし、お寺様によっても違います。
そして家によっても、代々伝わっていたことが有ります。
皆さんが馴染んだ飾り方に、初盆の要素をプラスすることで、新仏さんも我が家に帰ってきた感が有ると思います。
亡くなられてから、ほぼ1年近く経って迎える方もいれば、四十九日を終えて間もなく迎える方もあります。
どちらにしても、初めて我が家に帰ってこられた、そう思うと、姿形は見えなくても、心がホッと温かくなるような気がします。
