もみじブログ

お葬式あれこれ

モーニングスーツ

葬祭部の杉上です。

 

先日、納棺の時にモーニングスーツへの着せ替えを初めて行いました。
スーツのジャケットと比べると、丈が長く襟の形や腰回りのデザインが違いました。
身巾が体にぴったりと合ってたので、腕を通すときに少し窮屈でしたが息子さんに手伝ってもらい着せることが出来ました。

エンディングノートの旅立ちの衣装を書くページに「モーニング」と書かれていて、ご希望の姿にすることが出来て息子さんも喜んでくださいました。

 

モーニングスーツは「モーニング」「モーニングコート」とも呼ばれフォーマルスーツのことで、昼の礼装として国際プロトコール(国際儀礼に着られる衣類)に定められている、昼間に着用する最上級の正礼装に当たります。

 

 

モーニングはどんな時に着るのか調べてみました。
慶事・弔事のどちらにも着用されることが特徴で、身近に着られるのを見るのは

【慶事】
記念式典(地鎮祭・竣工式)
結婚式・披露宴の新郎、新郎新婦の父親
入学式・卒業式の代表者

【弔事】
葬儀(公式の葬儀)
告別式

などです。弔事で着るのは喪主や親族など主となる側ですが、通夜や3回忌以降はNGと書かれていました。

 

息子さんに、このモーニングはいつ作られたものかお聞きすると、小学校の校長先生をされていた頃にオーダーメイドされたとのことでした。
多くの児童の大事なシーンを見守ってこられたモーニング、その衣装の着せ替えのお手伝いが出来て大変うれしく思います。

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