もみじブログ

お葬式以外のお話

永代供養が増えています

葬祭部の板垣です。

永代供養とは、寺院や霊園が遺族に代わってご遺骨の管理と供養を長期間行う埋葬方法です。後継者がいない場合や、最近では、遠方にお子様がおられて地元に帰ってくる事がなかなかできないなどでお墓の維持が難しく、お子様に負担をかけたくないなどの理由で選ばれる事が多い形になります。

永代供養にも「合祀墓」と呼ばれる他の方のご遺骨と一緒に埋葬してもらう形や「個別墓」と呼ばれる個別のスペースが設けられ、一定期間(例:13回忌や33回忌の法要)が過ぎると合祀墓に合葬される形、納骨堂などの屋内施設に納める形などがあります。合祀墓の場合、メリットとしては比較的に費用を抑える形になりますが、デメリットとしては、一度合祀されると後で遺骨を取り出したり分骨したりする事が出来ない事です。個人墓のメリットは一般のお墓に比べて費用が掛からない、継承者がいなくても無縁仏にならない。デメリットとしては遺骨の取り出しや改葬(他の場所に移す)などができない。納骨堂のメリットとしては、天候に左右されず、後継者がいなくても永代供養をしてもらえるなどがありますがデメリットとしては納骨できる遺骨数に制限があり、お供えや参拝方法に制約がある場合があります。

永代供養をされる際には、菩提寺のお寺様と相談をするのは必然になりますが、その他にもご家族の方や親戚の方にはきちんと話し合いの場を設けられる方が良いです。ここできちんと話し合いをせずに永代供養をしてしまうと揉める原因になってしまいますので気をつけて下さい。

 

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