もみじブログ

お葬式あれこれ

葬儀での注意点①

葬祭部の門脇です。

私も長く葬儀の仕事に就きました。その経験の中ででご親族からご遺族に対してクレームが起こる事が多かったものが3つあります。①料理 ②供物 ③葬儀までの故人様への付き添い になります。あまり面と向かっていうことは少ないですが、その愚痴を葬儀社にこぼされる事が多いです。※10年前に比べて今は上記での愚痴などはなくなってきています。

今回は①料理の事例やクレームの内容を書いていきたいと思います。

まずは シンプルですが、「量が少ない」「安いものを選んでいる」「けちっている」になります。私はこれについては良くお聞きしました。昔の葬儀は見栄を大事にしていたので通夜ぶるまいや仕上げ料理は豪華なものをしていました。会館葬が増えてきたことによって便利にはなりましたが、同時に葬儀代も増えたことによって年々そういった料理の価格の相場も落ちてきました。もちろんその後も家族葬が増えてきたことによって料理の価格も下げられる方が増えてきています。年々下降をたどっているので何年か前に行った葬儀の料理と比べるともちろん質、ボリュームともに落ちています。これに関しては高いものを選べば解決はしますが、基本的には葬儀社が料理の際の大体の相場を案内していますので、葬儀社からこれが相場だといわれたと言って頂くのが一番だと思います。私たちに言われた場合は必ずそれが普通であることをご説明しています。

あとは、「料理があることを聞いていない 食べてきてしまった」です。これは近年増えてきたことになります。昔は通夜後の食事 葬儀前の食事などは当たり前にあったので言わなくてもあるのが当たり前でこられるのでいう必要もなかったのが、家族葬が増えたことによってない場合もある地域もあるので食事を用意していると言われないと食べてこられることが多くなりました。逆もしかり用意していないとあるものだと思ってこられる方もおられます。なので私は必ず あるにしても ないにしても伝えてもらうようにお客様にお願いしています。

一般的なものとしては「お弁当が足らない」です。正直 人数を正確に数えて大丈夫!と思っても意外とイレギュラーな方が来られる方は大変多いです。遺族は伝えていなくても 親戚から親戚へ伝わっていくものなので 規模にもよりますが、予備はいくつかは用意されることをオススメ致します。5~8年前では10~20個あまるのは普通でした。私のイメージでは一桁以内のあまりで抑えられて上出来なイメージです。今は家族葬が増え親戚の付き合いも減り親族の人数も限りがでているのでそこまで残ったりなどは少なくなりましたが、数えた人数きっちり準備は怖いものです。

食事関係での揉めは本当怖いです。葬儀だけでなく何にしても食事はしっかりおさえておくのが大事だと思います。

②③については次回続きを書きたいと思います。

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