もみじブログ
前を向けた理由
葬祭部の西山です。入社して気づけば四カ月が経過し、無事研修期間を終えました。
入社当初は毎日が不安と緊張の連続でした。業務の内容は勿論、業界特有の礼儀作法や専門用語、そして何よりも「人の最期に立ち合う仕事」であることへの責任の重さに圧倒される日々でした。
特にこの仕事は、「人の最期に関わる」という、他にはない責任を伴うもの。 だからこそ、ひとつの言葉、ひとつの動作にも細心の注意が必要で、その緊張感が自分をより成長させてくれていると感じます。
何も分からない中で、私はまず「周囲をよく見ること」から始めました。 先輩方の動きを観察し、真似をして、少しずつ自分にできることを増やしていきました。 言葉遣いや立ち居振る舞いにも意識を向け、ご遺族にとって安心できる存在であれるよう、自分なりに工夫を重ねてきました。
そんな中で、何より支えになったのは、現場の先輩たちの存在でした。 忙しい中でも丁寧に教えてくださり、「落ち着いていれば大丈夫だよ」と温かく声をかけてくれる。 その一言一言が、不安だった私の背中をそっと押してくれました。
失敗を恐れるのではなく、「そこから何を学ぶか」を大切にする姿勢も、先輩たちの姿から自然と学んでいきました。 聞くことを恐れず、素直に向き合うことで、自分でも確実に成長しているという実感が持てるようになったのです。
最近では、葬儀全体の流れを理解し、お客様の表情を見ながら柔軟に動ける場面も増えてきました。 以前のような不安よりも、「この方の心に寄り添いたい」「安心して送り出していただきたい」という思いが自然と湧いてくるように思います。 振り返れば、できなかったことができるようになるたびに、自信が少しずつ積み重なっていきました。
そして今、仕事を任せていただけるようになったことで、改めて「誰かの大切な時間を支える」という、この仕事の大きな意義を実感しています。 これからもお客様に寄り添い、お客様に安心して任せて頂けるようなスタッフになれるよう頑張っていきます。