葬儀の仕事について
葬祭部の門脇です。
4月1日より、新たにスタッフが入社いたしました。数か月後、あるいは数年後には、皆様のご担当をさせていただく機会もあるかと思います。
私が20歳の頃に葬儀社へ入社した際、当時の上司から「この仕事は、経験上10人に1人しか続かない」と言われたことを今でも覚えています。実際、同期は10名ほどおりましたが、現在もこの仕事に携わっているのは私を含めて3名のみです。その中でも、担当業務として第一線で続けているのは私だけで、他の者は式スタッフや司会業務に専念しています。なぜ続けることが難しいのかというと、当時は「葬儀社=激務」と言われるほど、労働環境が厳しかったことが大きな理由の一つです。決まった休日はほとんどなく、葬儀が入れば休日出勤は当たり前。帰宅が日付をまたぐことも珍しくありませんでした。さらに当直業務もあり、3~4日自宅に帰れないこともあたりまえでした。
また、業務面での壁もあります。最初に直面するのは、ご遺体に触れたり向き合うことへの抵抗です。こればかりは、どうしても難しいと感じる方もいらっしゃいます。加えて、仏事の知識やマナー、司会進行、納棺など、担当として独り立ちするまでに覚えることは非常に多く、そのハードルの高さもあります。さらに担当になってからは、ご不幸に見舞われたご遺族様への対応の難しさや、「決してミスが許されない仕事」であるがゆえの責任の重さも、離職の要因となることがあります。また、ご遺体の状態によっては精神的に大きな負担を感じる方もいらっしゃいます。
ただし、現在は当時とは状況が大きく異なります。もみじ市民ホールでは、休日もしっかり確保され、残業もほとんどありません。また、業務内容についても、個々の状況に応じて会社が配慮しています。担当業務において覚えることの多さや責任の重さは変わりませんが、充実した研修制度が整っており、以前ほど過酷な環境ではなくなっています。
私は新人スタッフによく「数日で50万円から100万円という大きな費用をお預かりする仕事でありながら、終わった後に『ありがとう』と感謝していただける仕事は、この仕事くらいだと思う」と伝えています。お葬式を一件担当としてお送りすることは決して簡単なことではありません。
しかし、最後にご遺族様からいただく「ありがとうございます」の一言は、何ものにも代えがたい達成感につながります。そのやりがいを胸に、新しく入社したスタッフにも成長していってほしいと願っています。

