葬儀が持つ意義とは?
葬祭部の山下です。
先日、話題の映画『ほどなく、お別れです』を観てきました。ただ、泣かせるだけの物語ではなく、人の人生とは何かを考えるきっかけとなりましたし、葬祭プランナーという自分の仕事を見つめ直す大変良い機会になりました。
物語の中で、人の人生について考えさせられる大切なテーマがいくつかありましたが、私が個人的に印象に残ったことは「葬儀とは誰のためにするのか?」ということです。実は、主人公の浜辺美波さん演じる美空は、故人様の姿が見え、亡くなった方と語り合い、その方の想いを感じ取ることができるという能力の持ち主です。故人様の想い残したこと、残る家族に伝えたいことを形にして大切にしようとします。
一方、目黒蓮さん演じる漆原は、自身も若くして遺族になったという辛い過去の経験から葬儀とは、「残された遺族が、少しでも悔いの残らないように、そして前向きな一歩を踏み出せるための節目」であるという考えです。
最終的には、この故人様と遺族の方の想いが重なる感動的な結末、お互いにとって前向きな一歩を踏み出せることになるのですが、
私は葬儀において、この故人様の想いも、家族様の想いもどちらも大切にしなければならないことだと思います。
ただ単に儀式を済ませるだけではなく、少しでも悔いのないお別れができるように、故人様への尊厳を忘れず、優しさと感謝の気持ちを持ってお見送りができるように葬儀を執り行ってこそ、残されたご遺族が新たな一歩を踏み出すきっかけを作れると思います。
私は、葬祭プランナーとしてお客様と向き合う以上、ご遺族様の想いや希望、そして故人様のお人柄やどんなことを大切に信条とされていたかを丁寧にお聞きして、少しでもそれを形にできるように意識して努めていますが、もちろんご葬儀までのわずか2~3日の間に想いを全て理解できるかというと、決してそうではありませんし、私たちが知り得るのは、そのお気持ちのほんのごく一部かもしれません。
しかし、少しでも理解しよう、お気持ちを受け止めようという姿勢を続けていきたいと思います。皆様、お家によって多種多様な想いや事情をお持ちかもしれませんが、ぜひ事前相談でも、いざというときのお打合せでも、正直なお気持ちをお聞かせください。
「実はこんなことに悔いが残っていて…」「故人の願いを叶えてやりたい」「こんなことって葬儀でしていいの?」ということや、逆に「こんなことはしたくない」というご要望も含めて、お気持ちに寄り添ったご提案ができるように考えて参りますので、どんなことでもお気軽にぜひ、ご相談ください。
