もみじブログ

お葬式以外のお話

忌中・喪中で年末年始を迎える方へ

葬祭部の板垣です。

今回は身内に不幸があり忌中・喪中の方の年末年始の過ごし方についてお話しいたします。

まず、お正月の初詣ですが忌中の間は神社への参拝は控えられた方が良いかと思います。

昔は不幸があったら一年間は参拝を控えた方がよいと言われていましたが、今は忌明け(49日法要)以降であれば神社へ参拝しても大丈夫とされています。また、神道とは異なり仏教では「死=穢れ」という概念がないため、お寺への参拝は忌中であっても問題ありません。

 

次に門松・しめ飾り・鏡餅などの正月飾りや、おせち料理などの年明けを祝う事柄は控えられた方が良いです。新年の挨拶も「明けましておめでとうございます」といった祝いの言葉は使用せず「旧年中はお世話になりました」「本年もよろしくお願いいたします」とお伝えするのがよいでしょう。

挨拶に関しては忌中・喪中の方だけでなく、周囲の人も気を付けましょう。ささやかな気遣いが、相手に穏やかな気持ちで新年を迎えていただくことにつながります。こうした思いやりを大切にしていきたいですね。

 

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