もみじブログ

お葬式以外のお話

菊の花の意味は国によって違う

葬祭部の広田です。

もみじ市民ホールでは定期的にイベントをおこなっており、お花の直売会も開催しています。たくさんの会員様に参加していただく、もみじの一大イベントになっています。


イベントのコンセプトとして「お客様のお役に立つこと」を第一に考えているので、時期は春秋のお彼岸に開催しております。

毎回、数千本の花を用意しているのですが、一番多く用意しているのは菊の花です。

日本の仏花・お供えの花と言えば一番最初に菊を思い浮かべる人がほとんどでしょう。ですので菊が売り切れてしまわないよう気を付けています。


その菊ですが、実は仏花として扱う国は日本以外にもあって、同じアジアなら中国や韓国、そしてヨーロッパ圏ではフランス・ベルギー・イタリアでも菊は仏花として扱われています。世界的に菊は「死を悼む花」としての共通の認識と言えるでしょう。


ただし例外もあります。


オーストラリアでは、母の日やその他のお祝い事で菊をプレゼントする風習があります。

そして、フランスやベルギーと同じヨーロッパでもイギリスでは陽気で明るい花、もしくは幸福を祈る花とされています。


オーストラリアやイギリスの方が日本の葬儀に参列することがあったら、その文化の違いに驚かれるかもしれませんね。


逆もまたしかり、日本人がイギリスやオーストラリアで菊をプレゼントされたら嫌な気持ちになってしまうかもしれませんが、相手は良い意味でプレゼントしてくれているので怒らないように気を付けてくださいね。

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