葬儀での注意点③
葬祭部の門脇です。
いよいよ 注意点③の亡くなってから葬儀までの故人様の付き添いになります。これに関しては私も家族と一緒に親戚に怒られた事があります。昔から亡くなってから火の番というものがあり一本線香一本蝋燭で必ず家族が故人様の近くにいて火の番をしないといけませんでした。今でこそだいぶゆるくなってきているので私たちもできる範囲でお願い致しますと案内はしていますが、10、15年前はそういうわけにはいかないくらいきびしかった事を覚えています。巻き線香を使うのはお骨になられてから使うもので一本線香で火の番を夜も寝ずに行っていました。一本線香は大体15~20分ほどしかもたず少し目を離すとつきてしまうのでおのずと近くにいないと無理ですし、寝る時間もありませんでした。その当時、私が担当したお客様で仏事的な事なども興味がなくお通夜の夜も葬儀会館に泊まらず家に帰ると言われていたので、私としても故人様を一人にするのは….と宿泊をお願いしましたが、それでも帰るとのことでしたのでそれ以上何も言えずに通夜の日の夜の食事の際に親戚に喪主様が今日はみんな泊まらず帰ると話をされたところ親戚の方が大変お怒りになり喪主様を説教されました。それでも帰るの一転張りだったので担当の私も呼び出され「どういう案内をしているんだ」と怒られました。喪主様が担当の方からも泊まるようにいわれましたとフォローをしてもらったので私にはそれで収まりましたが、結局かわり親戚が宿泊する形になり、それ以降親戚とは絶縁してしまったそうです。決して今でももうないということはありません。故人様一人だけにするのはかわいそうだと言われる方は少なくはありません。もちろん、お客様にも泊まれない理由がありますのでせめて兄弟間でその相談を一度行って頂けたらと思います。

