もみじブログ

お葬式あれこれ

葬儀の規模による違い

葬祭部の山下です。

 

葬儀の規模について「家族葬」や「一般葬」という名称がよく使われますが、それぞれ対象とされる参列者や、お式前後の流れについてはご存じでしょうか。

 

もみじ市民ホールでは一般的に「家族葬」と呼ばれるプランについては、

「お身内葬」と「親族葬」という名称にてプランをご用意しております。

 

「お身内葬」とは、その名の通り、お身内(直系の親族様等)のみの参列で10名程度までを想定しております。式場を使わず、ホールのロビーを開放して簡易祭壇を使用して行います。会場のスペースの関係上、お寺様の人数に制限はありますが、読経からお花入れのお別れの時間、そしてご出棺と全体的な流れに変わりはなく、小規模だからといって葬儀の形を省略することはありません。

 

次に「親族葬」とは上記のお身内の方に加えて、親戚様もご参列頂けるプランです。

当ホールの式場にて大きな白木の祭壇を使用して執り行います。参列人数は20~30名程度が平均的な数となりますが、もちろんこれより少ない人数でもこの親族葬プランは選択していただくことができます。

 

上記2プランにおいては、会館で受付を設けての一般の方のお悔みご挨拶は受けていただくことができませんが、ご希望があれば追加オプションにはなりますが、ご自宅や公民館等で自治会の方の香典場等をお手伝いすることができます。

 

これに対して「一般葬」プランとは参列者に制限を設けないお式のことです。

親族様に加え、自治会様やご友人、また会社関係の方など、どなたでもご参列いただけます。ここでいう参列とはホールに着席いただけ、葬儀からお別れの花入れ、ご出棺まで一緒に見送って頂ける内容のことです。

 

家族葬のメリットといいますと、お身内や親戚様だけでゆっくりと見送れる、全体的にお別れの時間がしっかり取れるということが言えます。逆にデメリットは、葬儀の後日にご自宅へ一般の方が弔問へ来られたりする傾向があり、葬儀後も当家の方に時間的にご負担がかかってしまう可能性があることです。

逆に一般葬のメリットは、多くの関係者の方に見送っていただけ、基本的には葬儀日にお悔みご挨拶に皆さん来られるので、葬儀後の弔問に対するご負担は少ない傾向があります。

デメリットは葬儀当日に多くの会葬者の方のご挨拶を受けたりと喪主様をはじめ、主要なご家族の方は、その対応に追われ、ゆっくりとお別れの時間が取れないかもしれないことが挙げられます。しかし、葬儀の規模に関わず、ご出棺前にお柩の蓋を開け、お花や想い出のお品を入れたり、故人様に声を掛けていただく時間は必ず設けますので、ご安心ください。

 

そして、この「親族葬」と「一般葬」の中間の方式を採用しているプランもあります。

それが「お悔やみ葬」プランです。このプランは、葬儀開式前は、会館にて一般葬同様に全ての会葬者の方のご弔問を受けていただくことができます。受付を設け、基本的には自治会の役員様等にご協力いただき、ご香典や会葬礼状の受け渡しをしていただきます。

そして、喪主様はじめ主要なご家族様には、お悔みのご挨拶を受けて頂く場所を設けます。ご挨拶を終えられた会葬者の方は式場内にてご焼香いただき、故人様をご拝顔いただいたのちに式場には着席せずにお帰りいただく流れになっています。これが一般葬とは異なる部分で、開式後からご出棺までは親族様のみで執り行う形となります。

「自治会の方や友人にお別れに来ていただく場は設けたいけれども、式からは親族のみでゆっくり見送りたい」という方に適したプランとなっております。全国的には「家族葬」が主流となりつつあるかもしれませんが、一般葬と親族葬の良いとこ取りをした、こちらのプランは、もみじ市民ホールのお客様から多く選ばれております。

 

以上、各プランの違いについてご説明しました。ホームページには内容や金額の詳細も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。また、事前相談も気軽にご依頼いただけましたら、詳細をご説明いたします。

お客様のご希望に沿ったご葬儀が実現できるように、私たちが味方となってご提案させて頂きますので、ご遠慮なくスタッフにご相談ください。

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