六曜<友引>
葬祭部の杉上です。
先日、葬儀の日程を決める際にご家族様から「友引に葬儀をしても良いんですか?」と質問されました。
友引とは六曜の中の1つで、カレンダーの日付あたりに書かれています。
友引は「友を引く」 → 「亡くなった人が友を呼ぶ」といった意味にとらえ、葬儀を執り行うのを避ける傾向があり、友引の日に職員の休日を確保したり、施設の点検に充てる火葬場があるので、友引に葬儀をしても良いか?という質問が出てきたと思います。
丹波市の火葬場の休日は年始だけで、友引も稼働していますので「友引でも葬儀をしても大丈夫ですが、友引を気にされるようでしたら、葬儀の開式時間をずらして行うことをすすめています。」と説明しました。今回は13時開式のところを13時半開式としました。
六曜は14世紀ごろに中国から日本に伝えられましたが、広く行われるようになったのは幕末以降のことです。その日の吉凶や運勢を占うための暦注として広まったという歴史があります。六曜を見れば「その日が運勢の良い日なのか、逆に注意すべき日なのか」が簡単にわかることから、現在もカレンダー日付あたりに記し参考にする風習が残っていると考えられます。ですので仏教とは関係ありませんし、友引に休日を充てていた火葬場もこだわらない態勢に変わってきたところもあります。
風習とはいえ気にされる方もおられます。日時を決定するときには家族の皆さんで相談してください。