会館入り増加中
もみじ市民ホール 広田です
病院や施設でご家族を亡くされた場合、一番最初に決めることは「どこの葬儀業者にお迎えに来てもらうか」です。そして次に決めなければいけないのが「お帰り先」です。
つまり病院にいらっしゃる故人様をどこにお送りするかを決めてもらうということです。
選択肢は2つです。家に帰るか、葬儀会館に入るか。
選択肢は2つにもかかわらず、迷う方が多い事項でもあります。
山南町のお客様の場合は8割が家に帰ることを選択し、葬儀会館に入る方は2割といったところです。
しかし最近、葬儀会館に入る方の割合が急増しています。この7月からの3か月で4割のお客様が会館入りを希望されました。
主に理由は2つです。
まず1つ目は「家ではご遺体の状態を保つのに不安がある」という点です。
ご遺体は暑さに弱いです。真夏と真冬ではご遺体の状態の進行具合が全く違います。昨今の夏の暑さが異常なので、そこを心配された方が葬儀会館に直接入ることを選択される傾向にあります。「じゃあ夏場は家に帰ることは避けたほうがいいのか?」という訳ではありません。我々はプロですのでご遺体の状態を保つために様々な工夫を知っています。もちろんその工夫とはご遺体に損傷を与えるようなものではありませんのでご安心ください。
2つ目の理由としてあげられるのは、「家に帰ると近所の目に触れてしまうから」というお考えの方が増加傾向にあることではないかと思います。
そういった要望の方は確かに葬儀会館に直接入ったほうが良いと思います。
家にお連れすると必ずご近所の目に触れます。そして話が広がってしまいます。
私は故人様のお帰り先に関して、お客様のご要望を優先しておりますが、もしも迷われているようであれば何かしらアドバイスできることもあると思いますのでご相談ください。