事前相談にお越しください。
葬祭部の義積です。猛烈な暑さの夏も終わり、やっと少し涼しくなりました。谷川ホールの周りでは稲刈りの風景が広がっています。
今日は事前相談についてお話します。事前相談で必ず質問されることは「葬儀費用」です。普段日常的に目にすることであれば、おおよその値段が分かり、高いや安いなど判断しやすいものです。しかし葬儀となりますと、しょっちゅう体験することではありませんので、多くの方は見当がつきません。
分からない者からするとCMや広告で「葬儀〇円」と表示されると、あたかもその金額で出来るように思ってしまいます。しかし、葬儀社によっては必要な物以外を付け加えたり当家に確認せずに勝手にグレードアップした商品を売りつけ、請求時には表示金額からかけ離れた金額になったという話があります。そのような行為は、大切なご家族の最後のお別れだからきちんとしたいと思う気持ちを踏みにじる行為だと思います。ですので、騙されないで!と声を大きくして言いたいのです。
先日事前相談で見積書をお作りしました。見積書は当家のお話を伺うことから始まます。当家が希望される葬儀の規模、参列される範囲やおおまかな人数、料理などを伺い見積書を作成します。全体の葬儀費用は、葬儀式に関わるもの+宗教者への御礼(御布施)を合算した金額になります。もちろん見積書の内容のしばりはなく、全てにおいて変更は可能です。これで大まかな費用が分かります。今回も相談にお見えになられた方は「家であれやこれやと悩んでいても不安ばかりで解決しない。思い切って相談にきて良かった。これで葬儀代としていくら位を残しておかないといけないか分かってスッキリしました。」と安堵の表情をされました。
葬儀は特に普段の生活になじみがありません。また病院などで亡くなられるとすぐに搬送・葬儀を依頼する葬儀社に連絡することから始まります。そして通夜式葬儀式までの短期間の慌ただしい中で、多くのことを決めないといけません。そうなると冷静な判断ができないこともありますし、葬儀社によってはそんな状態に付け込んで不要なモノだけ購入させるというこもあります。ですので、事前に知識や金額に触れていただき、冷静な判断また安心されるように事前相談をされることを強くおすすめしています。