本当の家族葬って?
葬祭部の門脇です。
コロナ渦以降山南町でも家族葬をされる方が増えました。でも、実は皆さんが思われている家族葬は本当は家族葬ではなかったりします。と言いますと家族葬とは本来名前の通り家族、遺族のみで行う葬儀であり親戚の方などは本来お呼びしません。都会で行われている家族葬とは本来はそういった形で10名ぐらい座れる小さな式場でされておられます。しかし、今まで一般葬をしてきた地域ではさすがに急に親戚も呼ばないという形をとるのは難しいです、なので世間の流れが家族葬に意向する際にはまずは親族も参列をしていただき行う形が増えてくるのが多いです。私が前に勤めていた加西市や豊岡市でもそうでした。もちろん山南町でも同じ流れになっており、よく都会に住まれている親戚さんが参列されたときに「これは家族葬じゃない」とおっしゃられているのを何度かお聞きします(笑)
都会に出られているお客様ももちろんおられるのでややこしくならないように、もみじ市民ホールでは家族葬ではなくそういったお葬式を親族葬という言葉を作りご案内をさせていただきます。実はこの親族葬という言葉は私が加西の葬儀社で働いているときお寺様から「この式は家族葬じゃなくて親族葬やな」と言われたのが始まりで私がこちらに勤めてからその言葉をもみじ市民ホールでも使う形になりました。
あと、家族葬=安いというイメージがあるかと思いますが、実はお客様の金額負担的には変わらないもしくは家族葬のほうが高い場合もあります。それは香典の受け取りになります。家族葬の場合家族以外の参列を辞退しているので受け取るのが難しくなります。逆に一般葬であれば葬儀代はあがってもご香典でその上がった分などは基本そこで相殺されている可能性が高いです。(もちろん満中陰志のお返しもふまえてです)なので家族葬をしたお客様より時折そういう声をお聞きすることがあります。金額、家族葬を選ばれる方は少し注意が必要です。家族葬のメリットとしては葬儀までの間故人様とご家族だけでゆっくりとお別れをできる事またご家族から故人様にしてあげたいことなどを準備や行う時間に余裕ができる事です。ただ、新聞にお悔やみを載せたり知らされる場合は葬儀後にお参りに来られる方が多くなるのでそこはご注意ください。
家族葬か一般葬を決められる際にはご家族で相談を事前にされること、もっといえば事前に葬儀社にご相談に行かれることをオススメ致します。