こだわりの作品

葬祭部の広田です。

先日、葬儀打ち合わせの中で故人の娘様から「魚よりもお肉とか天ぷらとかを好んで食べてたけど、胃ろうしてから食べれなくなって…」とお聞きしました。ですが、天ぷらやお肉を用意して棺の中に入れるのは難しいです。 それでも、故人様の為にも準備したいと考え、パネルで天ぷらとお肉を作ることにしました。

作成者は森田石材店の総務部所属の足立さんです。

なぜ足立さんに頼んだかというと、故人様と一緒に暮らしていたお孫様がウチの足立さんと仲良しの同級生だったのです。※ちなみに私もそのお孫様と高校で同級生でした。

足立さんに声をかけると「作る！」と快諾してくれて足立さん力作の天ぷらとステーキが完成しました。それをお孫様にお渡しすると涙を流して喜んでくださり、さらに親族の方も大変喜んでくださいました。

裏面には故人様に宛てたメッセージを書いてもらい、お別れの際に故人様の顔のすぐそばに入れていただきました。

後日、お孫様が森田石材店に来店されて、足立さんに直接お礼まで言いに来てくださいました。久しぶりに会った同級生に足立さんは人見知りして敬語を使っていましたが、感謝の言葉をいただけて嬉しそうでした。