毎朝の新聞

葬祭部の広田です。

先日、葬儀の朝に喪主様とお話をしていると故人様の話題になりました。 「母は新聞が好きで、朝読んで、同じ新聞を昼にもう一回読んで。とにかく字を読むのが好きでした」 その言葉を聞いて私はこの葬儀の朝も、そして葬儀中の昼間も故人様にいつもと同じように過ごしてほしいと考え、急いで新聞を用意しました。 用意した新聞を喪主様にお見せすると、とても感謝していただき、私も嬉しい気持ちになりました。

しかし、お孫様が寄ってこられて一言「おばあちゃん読んでたの経済新聞やなかったっけ」

私が持ってきたのは神戸新聞。残念ながら経済新聞ではありませんでした。
でも、神戸新聞にも政治や経済のことが載っているので、そのページを開いて故人様が読めるように棺の窓の外に設置しました。最期に喪主様に納棺してもらいました。

どうせならいつも読まれていた新聞までお聞きして、その通りの物を用意したかったなと反省の残る結果になりました。