もみじブログ

お葬式あれこれ

柩いっぱいの花

葬祭部の杉上です。

葬儀告別式が終わり最後のお別れ時に、供花や祭壇に飾られた花を柩の中へ入れて華やかに飾ります。「華やかに飾るには、どのくらいの花が有れば良いですか?」という質問をよくお聞きします。

 

祭壇に花が無い場合、供花だけで柩の中をいっぱいにしてあげようと思うと5対は必要です。

 

祭壇に花が有る場合、祭壇の花の量にもよりますが供花は3~5対は必要です。

 

でも、供花はどのくらいいただけるか分かりません。

 

どのくらい棺の中を華やかにしてあげるか悩ましいところですが、必ずしも供花だけが入れることができる花ではありません。ご家族様が好きだった花を用意して、それを入れていただいても大丈夫です。

 

先日、担当させていただいた方も悩まれました。その時、思いつかれたのが自宅庭の紫陽花でした。「自宅の庭に紫陽花がたくさん咲いているんですけど、それは入れても良いですか?」と聞かれましたので、私は「ぜひ‼」とお伝えしました。入れるのであれば納棺の時が最適だと思い、納棺の前に用意していただきました。自宅の庭には紫陽花だけではなく、クチナシ、ラベンダーなど様々の花があり、とくにクチナシの花の香りが素晴らしく、柩の中に故人様は色とりどりの花と良い香りに包まれて誰もが素敵だと思える時間となりました。
葬儀告別式後のお別れでも供花を入れていただき、柩の中の故人様は花に埋もれるように囲まれました。打ち合わせ時に悩まれたご家族様も満足げに最後のお別れをされました。

 

ご自宅の庭に季節の花がたくさん咲いている方は、ぜひ柩の中に入れてあげてください。

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