山南町の仏事にも多様性を
葬祭部の広田です。
近年、葬儀だけではなくその後の法事でも簡素化が進んでいるように思います。
葬儀後に村の方が集まって念仏をあげる自治会も最近では聞かなくなりましたし、法事の時にお持ち帰り用の砂糖や果物を用意する方も減ってきたように思います。
勘違いしてほくないのですが、決して今まであった慣習の通りにすることは悪いことではありません。新たな考え方が生まれているので、正解は多数あるということです。
今の時期は、初盆の案内でお客様のところへ訪問する機会が多いのですが「この辺りはそういうの無くなりました。自治会で決まったんです。」と言われる自治会がちらほらありました。
このように、急速に簡素化した背景にはおそらくコロナの影響があるでしょう。
「逮夜だから、法事だから、初盆だから」と年間通して様々な準備に追われることが少なくなり、ご当家にとっての負担は格段に減ってきています。
「葬儀にSNSを導入」「葬儀業界にもAIが」なんて言われている今の時代は、まさに多様性の時代だと感じます。
ちなみに私個人の意見としては葬儀の多様性は賛成です。既成概念にとらわれることなく、お客様が思うお別れの形を実現するためには、我々は柔軟な考え方を持ち合わせていなければいけないと思っています。
様式や慣習を重んじることも正解だと思いますが、そういった慣習や普通はこれから先もどんどん変化していくものです。
「こういう事ってしていいのかな?変なことかな?」とお悩みの時にはぜひご相談ください。