もみじブログ

お葬式あれこれ

葬儀で使われるお膳

葬祭部の板垣です。

「お膳」といってもその場面によって意味が変わってくるので、今回はその事をお伝えしたいと思います。

一つ目に「一膳飯」というものがあります。これは故人様の為にご飯を炊き、故人様が生前使っていた茶碗にご飯を盛り付けて箸を立ててお供えするものになります。自宅で葬儀をする事が主流だった時には、当家の方が用意される事も多かったですが、最近では葬儀社が式場に用意しているケースもあるので当家で用意されている事が少なくなっています。

二つ目に「御霊供膳」というものがあります。故人様の霊前にお供えする精進料理になります。初七日、四十九日、一周忌などの法要の際にお供えするお膳になります。

三つ目に「陰膳」というものがあります。これは故人が安全に極楽浄土へ到着するための祈りを意味するお膳になりますが、私は仏壇に食事を配膳する事の方が調べていてわかりやすかったです。

四つ目に「精進落とし」というものがあります。葬儀や法事後の会食になります。

また上記にあげた「お膳」は地域や宗派によって少し違うところがあったりしますので準備される際は、菩提寺や葬儀社の方にお聞きになって下さい。

これらの「お膳」をお供えする事によって、故人様への供養の気持ちを表し冥福を、皆さんで共有していただければと思います。

 

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