もみじブログ

もみじ日記

川柳

葬祭部の広田です。

私たちは、もみじ新聞や「いろはにもみじ」といった広報誌を発行しています。

こういった広報誌は様々な企業が発行していて、森田石材店のお得意先の営業さんも「今月分です」と言って持ってきてくださるので目を通します。

私たちの広報誌は丹波市の方や山南町の方々向けに、私たちスタッフのことをよりよく知ってもらうための日々のつぶやきなどを掲載しています。ですが、他の企業は全国のお客様向けに書いているので、私も知らない他県の葬儀事情や医療や介護の事、時には海外の情報まで書いてあります。

一番楽しみに読ませていただいているのは、とある広報で連載されている「相続川柳」のコーナーです。川柳は言い回しや韻の踏み方、時にはダジャレを使っているので読みながら「上手いこと言うなぁ」と感心させられます。

今回特に気に入ったのが「遺産より つぎたかったよ 父に酒」です。

30代の男性が投稿した川柳なのですが、まるで今の自分の事のように共感できました。

私は20歳の時に父親を亡くしたので、お酒を一緒に飲む機会もほとんどありませんでした。

大人になった姿を見てもらいたい、お酒も付き合えるようになったんだよと伝えたい、今の自分なら父とも対等に話が出来るだろうからお酌しながら語り合いたい。そんな色んな感情が父の死から20年近くたった今でもこみ上げることが有ります。

子供にとって親というのは、いつまででも側にいてくれる存在だと感じてしまいがちですが、一緒にいられることが当たり前と思わず、今この時を大切にしてほしいと思います。

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