もみじブログ

お葬式あれこれ

御葬儀のときに気をつけるマナー

葬祭部の板垣です。

ご葬儀に関する「今更聞けない、気を付けた方が良いこと」をまとめてみました。

一つ目は「忌み言葉に気をつける」
「急死」「生きていた頃」など故人の逝去を直接的に表現する言葉や「死」を連想させる言葉は避けるべきとされています。直接的な表現で無くても「切れる」「終わる」「数字の4や9」は不吉な意味を連想させる言葉ですので気を付けましょう。

また「重ね重ね」や「くれぐれも」などの同じ音が続く言葉は重ね言葉と呼ばれ、不幸の連続を連想させるので使用は控えるべきとされています。
重ね言葉とは違いますが「また」や「引き続き」なども不幸が続くことを連想させる言葉ですので注意が必要です。

二つ目は「周忌法要は故人様の命日より前に行う方が良い」
これは「命日より後にすると仏様のことをないがしろにする」という考えがあるからです。どうしても法要の前倒しが難しい場合はお寺様や親族に事情を説明して日程の変更をしてください。

三つめは「香典に新札を用いてはいけない」
これは不幸を予想して前もって香典を用意していたと捉えられるかもしれないからです。

四つ目は「神棚封じをご遺族が行ってはいけない」
神棚封じとは、家の神棚を閉じて神様に目隠しをするように白い半紙を神棚の前へ貼り付けて封じることです。神道では死を穢れとしているため、神様が穢れに触れると力を失ってしまうと考えられています。ですので、穢れが及んでいる遺族ではなく第三者が行う方が良いとされているからです。
※因みに、神道における穢れとは活力・気力・生命力といった気が枯れている状態のことです。

五つ目は「生きてる方の写真を棺に入れる」
特に家族以外の方が写っている写真がタブーとされています。これは昔からの言い伝えで、生きている方の写真を棺に入れると一緒にあの世へ連れていかれると言われているからです。ご家族の写真については、ご家族の同意があれば問題ありません。私も義父の葬儀で家族全員で撮った写真を棺に納めましたが、数年経った今でも家族の誰も欠ける事なく元気に過ごしています。

色々と気をつけた方が良い事などがありますが「もしこんな時はどうしたら良いのか?」などありましたら周りの方に聞いてみたり、もみじのスタッフに聞いてくださればお答えいたしますのでお気軽にお声がけ下さい。

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