葬祭部の杉上です。
お知り合いの人が喪中の場合、お祝い事やあいさつなど色々と気を遣いますね。逆に自分の事となると、どうしたらよいか迷うことも出てくるかもしれません。
基本的に喪中の間(忌中を含む)は、新年をお祝いする料理であるおせちは食べない方がよいです。ただし、四十九日法要が終わって忌明けになっていれば、食べても構わないというのが一般的な認識になっています。
そして、喪中におせちを食べる際には、故人に配慮して気を付けたいポイントがいくつかあります。まずお祝いを意味する紅白の食べ物や鯛、伊勢海老などは避ける様にし、おめでたさを演出する重箱は使わずに、お皿に盛って、祝い箸は使わない方が良いでしょう。
他にも年越しそばやお雑煮など、年末年始特有の食べ物ですが、お雑煮は元々高級な食べ物として用いられていましたが、現在では一般的な食べ物として浸透しているので、喪中でも食べても問題は有りませんが、おせち同様に豪華にお祝いの雰囲気を出すことは避けた方が良いでしょう。年越しそばの由来は諸説ありますが「長いものを食べて健康と長寿を願う」「1年間の訳を切り落とす」という意味合いで食べるものとされていて、新年を迎えるお祝い的な意味は含まれていないので、喪中でも気にせずに食べれます。
身内の不幸は遺族にとってデリケートな問題です。おめでたい正月を穏やかに過ごすには、喪中ならではの過ごし方を家族と話をしたほうが良いかもですね。