家族葬とはどこまで?

葬祭部の杉上です。

家族葬を行う際に一番頭を悩ませるのは、声を掛ける範囲はどこまでかということです。
・故人が親しくしていた友人は呼んでもいいのか。
・親戚と言っても範囲はどこまでなのか。
・そもそも親戚を呼ばないと、どうなのか。
家族葬へ呼ぶ範囲については、明確な決まりは有りません。
一般的には故人から見て、両親、兄弟、子供やその家族といった”直系の家族”や親せきなどの”近親者”、また友人を呼ぶ場合は、故人と特に親しかった人となります。家族葬だからと言って家族しか参列できないわけでは有りません。
故人と深いつながりがあった方のみで、ゆっくり最後のお別れをするのが家族葬だと思います。
連絡すべきかどうか迷う親戚がいる場合の判断の基準は「故人が最期に会いたかったどうか」です。それでも連絡するか迷ったときは、トラブルを避けるためにもお呼びすることをおすすめします。
しかし家族葬には向き不向きが有ります。
社会的地位があり影響力が強かった方や、生前にご友人が多く、交流や外出も多かった方が家族葬で行うと、後から弔問に訪れる人が増えるため、ご家族の負担が大きくなります。一般葬や自治会葬で行い、葬儀日にお悔みを受けられた方が無難と言えます。
葬儀の打ち合わせの時に担当へ、故人がどんな方だったのかお聞かせください。適切なアドバイスをさせていただいた上で、最適なプランをご提案いたします。