髪納め

葬祭部の門脇です。

山南町では髪納めがある地域は今のところ見たことはありませんが、兵庫県には浄土真宗以外は大抵あることが多いです。
髪納めとはお葬式の際に火葬までの間に亡くなられた方の髪の毛をお切りし、葬儀日または次の日に菩提寺に持って行き納めます。よくお客様から「うちの親父は髪の毛無いねんけどどうしたらいいん?」と聞かれる事が多いのですが、その場合眉毛をお切りします。「じゃあ眉毛もなかったら?」自分が一度だけ経験ありますが、お寺様に確認とるとすね毛か鼻毛をとったらいいと言われすね毛をとったことがあります。あと爪をと言われる事もありました。
一度、火葬が始まってから髪の毛を切らないといけない事を思い出しどうする?どうしたらいい?と火葬場のロビーであたふたされているお客様もいました。
その時はたまたま納棺時に気をきかせて納棺の人が切っていてくれたおかげで助かりましたが、なかったらどうしていたのかなと思いました。
正直髪納めは何のためにするのか?と聞かれると最初は出家をし寺に遺髪として納めるのが言われだと思っていましたが、他にも寺によって色々言われはあるそうです。儀は地域によっていろいろな風習、又は教えがあるので色々な地域で葬儀を見る事は言い方は悪いですが、面白さがあります。