葬祭部の門脇です。
私がこの業界に入ってだいぶ経ちますが、意外とこの仕事をしていると色々な葬儀会社の方とたくさんつながりができます。というのは、私が入ったころの葬儀スタッフの上司との関係は師匠と弟子みたいな関係になっており、その上司と他の会社にいる弟子も含めてご飯を食べに行ったり、お互いの葬儀会館に見学にいったりすることが多くあったのでコミュニティが出来ています。
最近も大手の葬儀社に勤める方とご飯にいってきましたが、その時に「最近大手の葬儀社のTVCM多いけどなんでなん?」と聞くと原因は「小さなお葬式」や「よりそう」などのネット葬儀社(インターネット広告やテレビCMなどでお葬式の受付け窓口となり、提携する葬儀会社へ依頼者を紹介するお葬式集客会社の事)の存在にあるそうです。
ネット葬儀社が提示している金額の安さ、積極的なTVCMや広告などの戦略もありますが、大手の葬儀社は1日に複数件の葬儀を行える造りで会館を作っているので建物は大きくなりがちです。その為「建物が大きい=少人数の家族葬ができない」と思われているそうで、そういうところもネット葬儀社にお客様を持っていかれている原因だそうです。
なので、ほとんどの大手のCMは家族葬を強調しています。確かに私が前にいた葬儀社も会館が少し大きめだったので家族葬ができないという噂が広まっていました。もみじ市民ホールでも時々そういう声をお聞きします。基本的に家族葬ホールは想定以上のイレギュラーな参列者の対応は難しいので一般葬はできませんが、通常の規模の葬儀会館であれば一般葬だけではなく家族葬にも対応しています。
しかし、大手も中小企業もどこもそれぞれの悩みがあるのだと思いました。