新聞記事になりました

葬祭部の広田です。

私のブログで何度か「安すぎる値段を提示している葬儀業者には気を付けてください」と注意喚起してきました。

ついに神戸新聞さんもこの問題にスポットをあてた記事を書いてくれました。

2月1日の新聞に「家族葬 料金トラブル続発 定額30万円のはずが…請求は120万円超」という大きな見出しで掲載されました。

私の過去のブログ記事を読んでくれたのかな?と思うほど、私が皆様に伝えたかったことが書いてあります。そして就活コンサルトの方やジャーナリストでもあり僧侶でもある方からのコメントも掲載されていました。

そこには「業界は価格競争が激しく、件数をこなす必要がある。集客のために安さを打ち出さざるを得なくなっている。広告でうたう低価格では経営が成り立たず、さまざまなオプションや定額プランに含まれないサービスが付加され、総額がつり上がることが多い。」

「広告の価格は最小限のプラン。必要なものを追加すると5~10倍の請求額になることはざらにあり、契約時に注意が必要」と消費者に対する注意喚起のコメントがありました。

葬儀の値段とサービスについて、国民生活センターに900件ほどの相談があると書かれていました。あまりに悪質なケースがあり、消費者庁が大手の3社に処分を出したらしいです。その3社は普段広告などで目にする会社です。

就活コンサルトの方は「オプションや人数に応じ、請求額が見積書より大幅に高くなることもある。契約前に慎重な確認を」と述べていますが、まさにその通りです。

ご逝去されて余裕のない状態で葬儀社を選んでしまうと、予想だにしていない金額を支払う恐れがあります。慎重に、そして問い合わせや事前相談などで確認をおこなうようにしてください。

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ちなみに、もみじ市民ホールの一例を紹介させていただくと「親族葬Aプラン」は69万円です。もみじ市民ホールのプランには葬儀を執り行うために必要な費用は含まれているので、プラス料金で必ずかかるのは食事と車両費です。

まず、お食事の機会は1回もしくは2回あります。仮に2回として親族数が20名でお一人当たり2,000円の食事を用意した場合、2,000円×40個で8万円になります。
そして、車両費が5万円~7万円ほど。車両費は距離により変動するのでプランに含めることが出来ないのでオプションになります。もみじではプラス料金になるのはこういった変動費のみとお考えください。

ですので、このケースだと総額の請求額は税込で85万円ほどとなります。

新聞記事には安さをうたっている業者は「プラン金額の5~10倍の請求額になる」とありました。もみじの場合は変動費を足してもプラン金額の約1.2倍。その他のオプションたくさん付けても、プラン金額の倍になることはほとんど考えられません。

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たまに「もみじは高いんやろ」という方がいます。確かに「定額30万円で出来ます」と出来もしないことをうたっている業者よりもプラン金額が高いのでそう思われても仕方ありませんが、事前に相談していただいて最終的な金額で判断していただきたいところです。

我々もみじ市民ホールは喜んで事前相談を承っております。お客様の要望をお聞かせいただけるのであれば実際に葬儀にかかる費用を全て包み隠さず提示いたしております。

しかしここで消費者の判断を迷わせることをするのが悪い業者なんです。悪い業者は「事前相談来てくださいねー」と言っておきながらその場では金額の事をちゃんと教えてくれませんし、見積もりもくれません。「まあその時になったらちゃんと説明していくので今はご心配なさらずに」とか「信用していただければ大丈夫です。すべてお任せください」とか適当なことを言います。何十万円の割引券を渡されて終わりです。その割引券も「このプランから割引するのではなくて、すでにこのプランは割引券を使った場合の金額なんですよ」とか詐欺まがいのことを言ってきます。

もみじ市民ホールでも事前入会の会員様には割引券をお渡ししてますが、精算時に使用できるので、きちんとプラン金額から割引しています。

この記事を書きながら少し腹が立ってきました。葬儀社に対するイメージって最初からそこまで良くないとは思いますが、それをさらに下げるようなことをしてほしくないです。