葬祭部の杉上です。
先日、担当した喪主様より「父が良いところに葬儀をお願いしていて良かった。」と言っていただきました。
2016年頃から「もうアカンから」などと言いつつ、自宅で遺影用に写真を撮ったり、もみじ市民ホールの会員に入会したりと葬儀の準備を始められたお父様。実際はお元気で終活の一環として始められたそうですが、その頃の口癖が「もうアカンから」でした。
私も入会後の訪問で特典のご案内をしたときに、元気に「もうアカンから」と言われたのを覚えていました。
あれから5年、体調が思わしくなく救急車を呼び「帰ってくるときに困るから上着と靴も持って…」と会話しながら救急車に乗りこまれたそうです。家族の誰もが元気になって帰ってくると思われていたのに、突然のお別れとなりました。
予期せぬ事態に喪主様も困られましたが、お父様が言われてた「葬儀はもみじ市民ホールに」という言葉を思い出されて、病院へのお迎えの電話をかけることが出来たそうです。
それからお父様の希望されていたことや家族様の思いを聞きながら、どんな葬儀にするか決めていき、喪主さんが分からない寺院のことや地域のことを説明しながら準備を行いました。
そして葬儀日の朝に喪主様から「何も分からないことだらけでしたが、ここまで順調に進めることが出来て感謝しています。父が良いところに予約していてくれて良かったです」と言っていただきました。私も入会していただいてから特典の案内をさせていただいた、ご縁があった方の担当ができて良かったと思いました。
突然のお別れで最初は言葉数の少なかったご家族様が、時間が経つにつれてお父様のことをお話ししてくださり、涙も有るけど笑顔も有ったり、皆さんの気持ちがとても伝わってきました。最後にお好きだった梅干し入りの焼酎のお湯割りをお供えさせていただいた時、とても喜んでくださり私も嬉しかったです。
大事なお父様の葬儀を、もみじ市民ホールにまかせていただきまして、ありがとうございました。