貴重なお寺の行事に参加しました

葬祭部の山下です。

先日、私の実家(柏原町)の菩提寺(曹洞宗)で「晋山式(しんざんしき)」がありました。晋山式とはそのお寺において新たにご住職となる僧侶が正式に就任される儀式のことを言います。

新住職の就任を祝い、檀家さんを始め、そのお寺に関係する人々が集まり、これからの安寧を祈願します。

そのお寺では、実に60数年振りの晋山式であり、大変貴重な機会となりました。晋山式において、新住職が寺へ向けて出発される際に、檀家さんを始め地域の子ども達が晴れやかな衣装を着て先導する稚児行列(通称お稚児さん)というものがあります。私の父が寺の役員をしているのですが、私の娘(6歳)と息子(3歳)がちょうどお稚児さんに参加できる年齢であったため、声を掛けてもらい、その稚児行列に参加してきました。

当日は早朝から集合し、まず子ども達の衣装の着付けを行います。京都から専門の業者さんに来てもらい、着付けを手伝ってもらったり、メイクをしたりしてもらいます。

出発前に寺最寄りの公民館前で新住職と子どもたちで集合写真を撮り、いざ出発です。雅楽の演奏に乗せ、親が付き添いながら、子ども達が寺までの道のりを練り歩きます。地域の方がたくさん沿道まで見に来ておられました。

なお、6歳の娘は無事お寺の山門まで歩き切りましたが、3歳の息子は途中で抱っことなりました(笑)。

お寺に到着すると、丹波市中の曹洞宗の関係ご住職が勢揃いしておられ、圧巻でした。それだけ、この晋山式が一大行事なのだなと感じました。

 

若い世代の寺離れがよく言われますが、こうした地域の方や子どもなど広く多くの方が関わる行事に参加することで、お寺や仏教に興味を持ったりする機会に繋がると思いました。

私も仕事柄、様々なご住職の方と話をさせていただきますが、自分の菩提寺についても今回のような関わる機会を大切にしていきたいと思います。大変貴重な経験をさせていただいたことに感謝です。