葬祭部の板垣です。
基本、人は亡くなる日にちが不透明なために葬儀などの弔事の予定を立てる事は出来ません。その為に入学や結婚式などの慶事と重なってしまう事もあります。
その際にどうしたら適切なのかを今回はお伝えしたいと思います。
「祝い事は延ばせ仏事は取り越せ」という言葉があります。これの意味は、祝いの行事(慶事)は慎重に遅れてするくらいが良いが、仏事(弔事)は反対に早めて繰り上げた方が良いという意味です。例えば、お祝いなどを贈りたい方のお家にご不幸が起きた場合などは、お祝いはいったん取りやめて、先にお悔やみを優先させるとことになります。
親戚のお子さんで入園、入学、卒業、成人式、就職などの人生の節目を迎える方がおられるときには、お祝いを準備されている方が多いと思います。しかし、贈る相手側に不幸があって喪中でお祝いを贈るのはどうしよう?というタイミングがあるかもしれません。
その場合は、先様の忌明けが済んだ頃にお祝いをされたら良いと思います。これは結婚式なども同じで忌明けが済んだタイミングで内祝いを贈られれば良いと思います。忌明けの日程が分からない場合はご不幸を知ってから2~3週間を過ぎた頃を目安にすれば問題はありません。
贈る相手側が喪中であってもお祝いをしたいというお気持ちをもたれることは自然な事ですので上記の事を目安にされれば問題ないと思います。