葬祭部の義積です。会社の周りは稲刈りの風景を見るようになりました。黄金色に輝く稲が次々と刈られていきます。まだまだ暑い毎日ですが、季節は秋に移って行こうとしていますね。
さて8月28日・29日に東京ビッグサイトで終活に関する見本市「エンディング産業展」が開催され、その中でタレントの石田純一さんの生前葬が行われました。
生前葬とは、本人が亡くなった後ではなく、元気なうちに喪主となって行うお葬式のことです。多くの場合、お世話になった方へ感謝の気持ちを伝えるために行われます。まだまだ世の中には浸透していませんが、今までに小椋佳さんや、ビートたけしさん、桑田佳祐さんなど有名な方もされています。
今回の石田さんの生前葬では、妻でプロゴルファーの東尾理子さん(48)から弔辞を贈られ、残りの人生も精いっぱい生きることを誓われました。トレードマークの素足のままで棺に入った石田さんに対し、妻の東尾さんは「本物の葬儀の時は靴下を入れてあげる。花の代わりにたくさんの靴下に囲まれるのはどうかしら」という楽しい雰囲気だったそうです(そりゃ実際亡くなった場面でもありませんので…)。
実は私も生前葬をやりたいなあと思っています。生きていてこそお会いしたい方の顔を見て、おしゃべりしたいし、お礼も言いたい。ただ何か区切りのある時でないとやりにくいと思います。○才になった時、あるいは病気が判明して余命何か月となった時とか。また、生前葬であれば自分で準備ができます。生前葬を行って、実際の葬儀は本当に近い親族だけで簡単に見送ってもらえると良いなあと思っています。