スマートフォンの中の写真

葬祭部の義積です。毎日暑いですよね~。でも私のこの季節のひそかな楽しみはホールにたくさんいるアマガエルを愛でること♡ 看板の下や、ちょっとした隙間にプリンとした体の可愛い子たちがあちこちに潜んでいてニヤニヤしています。

さて、今日は遺影写真のお話です。最近は加工技術が向上して様々な加工が可能になりました。元になる素材は、デジタルカメラで撮影されたデータが一番良いですが、スナップ写真やスマートフォンの写真でも構いません。また運転免許証の写真からも作成可能です。

最近は、多くの方がスマートフォンをお持ちで気軽に写真を撮ることができるので、葬儀の打合せをしていてもスマートフォンの写真フォルダからデータをお預かりすることもよくあります。ただスマートフォンの写真は遺影写真サイズに引き伸ばしをすると、若干ピントが甘くなる場合があります。私は「スマホの画面上ではこんなに綺麗なのに、引き伸ばすとピントが甘くなるのはなぜ?」と、ずっと不思議に思っていました。それが最近判明しました。

実は私は地元のカメラの会に入会し活動しているのですが、その写真の勉強会でカメラの仕組みについて学ぶことがありました。スマートフォンのカメラは、一眼レフやミラーレスなどに比べあきらかにイメージセンサーが小さいのです。イメージセンサーとはレンズから取り込まれた光を電気信号に変換する部品です(難しいことは良く分かりません)。それもものすごく小さいのです。このイメージセンサーが大きければ大きいほど画質のデータは大きくなり、大きく引き伸ばしても綺麗なものになります。逆に小さいとデータが少ないので引き伸ばすとピントが甘いものになるのです。

葬儀時は、候補になる写真が他にもあれば、選び直していただく場合もありますが、若干ピントが甘くても、故人様らしいものが一番です。私はまだ遺影写真は準備していませんが、カメラ仲間に自然な自分の姿を撮影してもらう予定です。あと加工の時点で顔の皺はなくしてもらいます(絶対)。そして細い目がもう少し大きくしてもらえると嬉しい(せめてもの希望)。その写真を見た参列者から「実物とえらい違うなあ」と言われない程度に(*´ω`*)