葬祭部の山下です。
近年、終活という言葉が社会に浸透していますが、その一環として自分の葬儀の形を考える中で「明るく見送られたい」と考える人が増えてきているようです。
雑誌や新聞などでも最近、明るいお葬式の形を紹介する記事を見かけますし、先月亡くなられた大相撲元横綱の曙太郎さんも「明るく送り出してほしい」という遺言を残されており、実際の葬儀では出身地のハワイの音楽をウクレレで生演奏したり、民族衣装でダンスをされたりしたそうです。
また、私が最近読んだ雑誌では、お柩に入られる際のエンディングドレスをオーダーメイドで準備されたり、100歳を超えられた故人様の長寿のお祝いとしてお餅つきをして会葬者に振る舞うといった葬儀の例もあるようです。
上記の例のような葬儀に私は参列したことも仕事として経験したこともありませんが、例えば音楽という観点では、お別れ・出棺の際に故人様の好きだった曲を流すシーンはよく見かけます。音楽という一つの手段によって葬儀が、より印象的なものになったり、その曲を聴く度に故人様のことを思い出すという経験は私もあります。
もちろん、人の死はどんなに時代が進んでも、どんな世の中になろうともつらく悲しいことに変わりはないと思います。ただ、もし終活などを通して当人様とご家族で話し合いができており「こんなふうに見送ってほしい」というご希望があるなら、対外的な目を気にされるよりは後悔のないよう、ご希望の葬儀の形を実現されることも一つの素敵な選択だと思います。
もみじ市民ホールでもご当家の方にとって少しでも悔いの残らない葬儀になるように、ご提案することを大切にしております。こんな葬儀がしたい、考えているというご希望がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。