海外のお葬儀~イギリス~

葬祭部の門脇です。

前回ブログで韓国や中国の葬儀についてあげましたが、今回は第二弾としてイギリスの葬儀について説明したいと思います。

イギリスでは亡くなると日本などと違い家に帰る事はありません。葬儀社スタッフがお迎えに行き葬儀社で預かる形になります。葬儀は日本だと1~3日の間に行われますが、イギリスでは1週間後などが多くご遺体は必ずエンバーミングを行い葬儀社で葬儀までの期間安置されます。

宗教的にキリスト教が大半なので教会でミサを行います。その後火葬となるのですが、実はキリスト教で火葬を行う事は珍しい事なのです。キリスト教の教えでは「人間は復活する」と信じられています。なので、火葬を行って身体を失ってしまうと復活できなくなるので土葬がメインです。

しかしイギリスでは土地的な理由や衛生的な点より現代では70%が火葬となっています。日本人であれば火葬の後には骨上げがありますが、イギリスには無くお骨ではなく遺灰として遺族の方の元に帰ってきます。その遺灰は埋葬される場合や散灰され、その場所にお花など植物を植えたりされます。

ちなみにイギリスで葬儀にでられる際は香典はなく、お花やカードを贈るのでお気を付けください(笑)