会いたい人

葬祭部の義積です。

最近はAIという言葉をよく耳にするようになりました。私が疎いだけで本当は以前から話題になっていたかもしれませんが・・。文部科学省のホームページにはAIとは「人工知能(ちのう)(Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス))の略称」と説明してあります。それでもイマイチ分からないのですが、すごく頭がよくて使い方しだいで生活に役立つものだとなんとなく分かります。

先日ネットニュースで中国で「生成AI」を使って亡くなった人を「復活」させるビジネスが登場し、論争を呼んでいる記事を読みました。インプットしたデータから文章や画像などを自動で作り出し「生成AI」の技術を使って作られた動画で、亡くなった人そっくりの姿と声で話し方の特徴なども表現されるそうです。すごい世の中ですね。大切な人がこの世から居なくなると、会いたい気持ちは誰でもあります。そこでこのビジネスが生まれ、喜ばれている一方、死者への冒涜という意見も出ています。

私も両親が亡くなり、時々会いたくなります。実際に夢の中でも会えたら幸せな気持ちになります。また何かの機会に「両親ならどう言うだろう」と考える時もあります。しかし、亡くなってしまった後、仏壇やお墓に手を合せ亡くなった現実を受け止めて心の整理を行っていくもので少しづつ悲しみが薄くなるものだと思います。それでも、そのサービスで救われたかたもあるので全て否定はできません。