葬祭部の広田です。
葬送曲とは一般的に人の死を悼む曲です。しかし近年の葬儀ではその意味合いも変化しています。
ご当家の方との打ち合わせで故人様の好きな曲やカラオケの十八番をお聞きして、最後のお別れの場で流しているのですが「お父さんこの曲よく聞いていたな」「よく唄っていたな」「カラオケで一緒に唄ったな」と、死を悼むためというよりも故人様との思い出を振り返るために流している意味合いが強いように感じます。
父の葬儀の時にも「木綿のハンカチーフ」を葬儀屋さんが流してくださり、未だに家族はその時のことを鮮明に覚えています。
葬儀の場は故人様とのお別れの場です。その記憶がより長く心に残るためにもこういった音楽での演出はこれからも続けていきたいと思いますので「葬儀でこういった曲はよくないかな」といった気持ちのブレーキは踏まないようにしてください。迷ったときには私たちに相談してくだされば方法をご提案いたします。