土に還る

葬祭部の義積です。先日アマガエルに出会いました。暖かくなってきたので土から出てきたのですね。人間も動物も過ごしやすい季節になってきました。

さて、今日はカロート(納骨堂)のお話です。葬儀を担当したお客様に納骨の説明をしました。しかし、お客様のお墓のカロート(納骨堂)には骨壺のままお骨が入っていたそうです。めったに開けることがないので、今回初めて目にされたそうです。

「どっちが正しいの?」の質問を受けました。

答えは、骨袋でも骨壷でも間違っているわけではありません。関東ではすべての遺骨を入れるため、骨壺の大きさは7寸程度の大きめの骨壺を使用します。そして骨壺のまま納骨されます。一方関西の場合は、骨壺は3寸~5寸程度と小さめの骨壺を使用します。お墓のカロートは小さく、納骨の際は骨壺から遺骨を出してさらしと呼ばれる木綿の袋状のもの(骨袋)に入れかえて納骨します。

ちなみに納骨部分はこのような感じです↓↓

お骨を入れる骨袋は、販売してあるものは骨袋に「般若心経」や「南無阿弥陀仏」「南無大師遍照金剛」など文字が入っています。宗派により使用するものが決まっています。また購入されるかたもありますが、骨袋をご自身で作られる方もあります。材料は「さらし」と呼ばれる布で、オンラインショップでも購入できます。