数珠が切れた!

葬祭部の杉上です。

先日、葬儀に来られて数珠が切れた方がおられました。直ぐに気がつき拾ってポケットにしまわれていました。焼香案内の為に式場に入った時に白い丸い珠が2個落ちていました。他にも切れた方がおられたようです。

数珠が切れると「不幸なことが起きるかも?!」と思いがちですが、数珠は持ち主のお守りや分身と言われています。切れたことは良いことで、自分にふりかかる災難の身代わりになってくれた、という意味が有ります。他にも悪い縁を断ちきってくれる、など意味も有ります。

昔の人は鼻緒が切れると縁起が悪いと言っていました。数珠が切れるということと混同してしまって「数珠が切れると縁起が悪い」という迷信が生まれてしまったようです。

身代わりになって切れた数珠はどうしたら良いのか悩まれると思いますが、大事に使ってきた愛着のある数珠であれば修理して使っても問題有りません。珠が揃っていれば紐や房だけ新しいものに変えることが出来ます。

もちろん新しい数珠を購入してもかまいません。その場合、切れた数珠はお寺さんに処分をお願いするか、もみじ市民ホールで行う人形供養祭の時に持って来ていただければ、数珠もお経をあげていただいて処分します。