葬祭部の杉上です。
前回、戒名のことを書いた際に【仏法僧(ぶっぽうそう)】という言葉を書きました。
何となく分かるけど「説明して!」と言われると難しい‥‥と思い、勉強し直しました。
【仏法僧】とは仏教において最も大切だとされている三つの宝のことで、これが一つでも欠けると仏教は成り立たないと言われることも有ります。三つの宝のことを【三宝(さんぼう)】と言います。
【仏】は、悩み苦しみから解放してくれる指導者的な存在
【法】は、悩み苦しみから解放してくれる教え
【僧】は、悩み苦しみから解放されるために同じ道を歩む仲間
簡単に言うと、仏と仏の説いた法と仏法を行ずる僧のことです。
もっと簡単に言うと、仏様と、仏の教えを説いた経典と、その教えをひろめる僧侶と言えば、より分かりやすくなると思います。
1つでも欠けると成り立たない理由を分かりやすく言うと、例えば学校です。
学校には教師がいて、教える内容となる教科書があって、それを学ぶ生徒がいることで、学校という組織が成り立ちます。教師がいても生徒がいなければ授業ができませんし、生徒がいても教師が不在であれば学ぶことができません。
なるほど!です。
こんな風に考えると、檀家のご住職も親しみが出てきますね。