私の父親は9年前に61歳でなくなりました。
そのときは、まだこの業界へ入っていなかったため、
葬儀ことは、全く知りませんでした。
先日、実家へ帰った時、母となぜか父の葬儀の時の話になりました。
私は湯灌(ゆかん)の話をしました。
今の湯灌とは、湯灌専用のお風呂をお宅に持ち込み、
頭から足先まで、綺麗に洗うことをいいます。
その話を聞くと母親は「してあげたかったと」とポツリと言ったのです。
病におかされ寝たきりになり、点滴だけでご飯も食べられ無かった父の
姿を間近で見ていた母だからこそ出た言葉です。
あの時は、私もそのような事が出来るなんて思いもしていませんでした。
ですから、何の疑問もなく、周りの言われるがまま喪主をしていましたが、
もう少し葬儀のことを知っていれば、あんなことも、こんなことも・・・
と思っています。
とは言うものの、何でもかんでも加えていきますと結構な金額になります。
送られる方と送り出すご家族の皆さんが、あとで後悔しないように
色んな提案を聞いてみて、いいと思うことをしていただきたいです。