葬祭部の門脇です。
私が葬儀の仕事に就いてからお客様から度々聞かれる事があり、私もこのままいくと他人事ではないと思うことがあります。
それは御身体の大きい方の葬儀です。式の進行などに関してはなんの心配もありませんが、まず最初に搬送時が問題となってきます。搬送業者は大体のところが一人で搬送業務を行います。その時に故人様の御身体の大きさなどは確認することはありません。病院、施設からでるまでは病院や施設の方もおられので問題はないのですが、家に安置をする時に問題になってきます。
家族の人数が少ないなど女性ばかりしかいない場合ももちろん有ります。工夫をして安置をしようとは考えますが、家の造りなどでどうしようもない時があります。
私が今まで経験した中で安置をあきらめるしかないと判断をした時のお話をします。その時は夜中だったため一旦安置を諦め、葬儀会館へ故人様と帰らせていただきました。朝になり出勤してきたスタッフと当家の方、近所の方にも手伝っていただくようにお願いし、なんとか安置をしました。
その後に問題となってくるのが納棺です。各火葬場によって棺の大きさには上限があります。そのため180cmを超えてくると納棺時に足を曲げて納棺をしないとお入れすることができません。ではもっと大きな方の場合どうするのか?と思われるかもしれませんが方法はあります。
天井の高い棺もあるので体育座りで納棺するか、特別規格の大きな棺を受けれる火葬場を選ぶかになってきます。ちなみに兵庫県では丹波市から一番近くて三木市の火葬場になります。そういった問題点を事前に考えられておられない場合、短い時間でその判断を迫られる事になり、後になって後悔してしまう事があります。
私としてはどのように行うのか生前に相談を家族でされるか、アドバイスを聞きに葬儀社に来られる事をオススメ致します。