旅の明かり

葬祭部の瀬川です。

先月祖母の葬儀が終わり、ただいま49日の真っ只中です。
葬儀が終わった翌日から、毎日のように夜いる家族だけでお経を唱えています。
灯籠の電源を入れ、ローソク線香を灯し…。そこでふと思いました。
お葬儀が終わってから毎日のように使う巻線香。もみじでは、セットの中に4箱はあらかじめ巻線香をお付けしています。
このお線香は49日の間しか使わない為、切れた場合はサービスでお渡ししています。
そして49日が終わり、飾りの祭壇のお片づけに行かせていただいた時に巻線香が残っているお宅、49日の間に無くなったので下さいとお電話がかかってくるお宅。
実はこの2パターンがあります。
これは何も残っているお宅がさぼっているとか、きちんとしていないとかいう訳では決してありません。
お線香やローソクの明かりはご存知の通り、仏様の49日の旅の際に足元を照らすものという意味があります。
ですので、49日間は明かりは絶やさずに!と言われてきました。
とは言っても実際の所、四六時中ずっと明かりを灯していると火事にもなりかねません。
その為、外出の際には灯籠等のコンセントは抜き、ローソク線香の火は消して下さい。
私の家も日中は皆学校に行ったり働いたりしている為、巻線香はなかなか減りません。
だからと言って供養を怠っている!ということは決してありません。
「火を絶やさずに灯していたら火事になった!」ということがないよう、くれぐれも気を付けて供養してあげて下さいね。