葬祭部の奥川です。
知人のお宅が葬儀をされました。そのお宅は、商売をされているのことも有り、お通夜で300名、葬儀で150名と、沢山の会葬者が来られたそうです。葬儀費用もかなり高く付いたそうで大変だったそうです。また香典を辞退されていた為、香典収入が無く後悔されていました。
香典を辞退される方に辞退の理由をお聞きすると、香典へのお返しが大変、地元に誰もいなくなるので後々の付き合いができない、など様々な理由があるようです。この気持ちはよく分かります。
しかし、今までその自治会の中でおつき合いをされ、同じ自治会の方にご不幸があれば、少しでも助けになろうと香典を出された事は事実です。その為、「香典をいただくことは、その自治会の一員である証」という風にも考えられるのかもしれません。
いくら「香典辞退」と言ってもお香典をもって参列に来られる方は必ずいらっしゃいます。お断りしても、「私の気持ちだから」「今までお世話になったのに何もしないなんて駄目!」と多くの方が言われます。そして、強引に当家へお渡しになられる方もおられます。香典というのは単なるお供えではなく、故人が築いてきた信頼関係なのかもしれません。